2月9日

水が好きだ。

ボトルにつめられた遠い国の水、を飲み干すことに強いロマンを感じる。行ったことにないその場所に思いを馳せる。知らない景色、知らない気候、知らない街並み、知らない言葉、そこに流れる水が目の前で光を反射している。つきつめて考えたことはないが、その煌めきを美しいと思う。

精神が摩耗したときに、水を飲み干す。

癒される、あるいは浄化される気がする。

水とか光、空気だとか、透明なものが好きなのかもしれない。

 

夜明け前のほんの数分

部屋の光が群青に染まる時間があるのを知っている?

それはわたしが一番好きな色。学生時代のわたしは睡眠薬を過剰に飲み干しても眠れず、その色を待って朝を迎えていた。身体が動き講義に出席できることもあったが、基本的にはそれも叶わなかった。あの頃わたしは廃人だった。

 

 

(タイムオーバー!今日はここまで!)